令和4年3月12日に日本財団パラスポーツサポートセンター主催の「あすチャレ!ジュニアアカデミー」が札幌市光星学園 札幌光星中学校で開催されました。



「あすチャレ!」(明日へのチャレンジ)は、パラサポが提供するD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)プログラム。
パラスポーツを通じて、多面的に物事を捉える大切さに気づき、見方や考え方が変われば、行動が変わり、社会が変わる。
新しい価値観を生み出すユニークな教育・研修・講演プログラムです。
これまで、ジュニアアカデミー297回、北海道での集合授業は釧路で1回目が開催され、今回は札幌で2回目の開催となりました。

スピーカーは、北海道出身でパラ・パワーリフティング競技で活躍中の戸田雄也氏です。
戸田氏は、アルペンスキー競技で体育会スキー部主将を務め、卒業後は銀行に就職。ところが、新婚旅行先のハワイで突然、原因不明で足が動かなくなる。 その後、「人間万事塞翁が馬」車イス生活となり、精神的にも追い詰められ自暴自棄に。
そこから、パラスポーツに出会い、また世界に挑戦するチャンスが来たと、自分の強みを活かし、パラリンピックに挑戦中。
主な実績として、パラ・パワーリフティング競技で、2020年イギリス・マンチェスターワールドカップ59Kg級 5位 記録140Kg(日本新記録)となる。




講演最後に、戸田氏へ感想と感謝の弁を伝え無事あすチャレ!ジュニアアカデミーは終了となりました。
その後、生徒会長を含め3名の生徒が戸田氏の講演を受け感じたことを語って頂きました。

みやたひかりさん
今まで障がいに触れることがなく、多くのことを知れる機会となってよかった。
出来るできないではなく、出来ることを考えて自身と付き合うことが大事だと気付かされた。
あべまさとさん
得意なことをして未知を切り開いていくことの重要性を改めて感じました。
パラリンピックへ障がいの理解をもっと深めたい。また理解が深まって、点字を学んで気軽に触れ合える社会になれば良いと思った。
◆パラサポについて
「SOCIAL CHANGE WITH SPORTS」をスローガンに、パラスポーツを通じて、一人ひとりの違いを認め、誰もが活躍できるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)社会の実現を目指しています。
設立以来、パラリンピック競技団体の運営支援をはじめ、パラアスリートや障がいのある当事者と一緒に知る、学ぶ、体験する、パラスポーツを活用したD&Iプログラムを展開し、2019年にはスポーツ庁長官表彰を受賞しました。
2022年1月1日付けにて団体名を日本財団パラリンピックサポートセンターから「日本財団パラスポーツサポートセンター」に改称しました。
パラサポ公式サイト https://www.parasapo.or.jp/