肥料と農薬を使用せずに栽培を行う 「ありがとう農法」 の確立と普及を目指している佐々木ファームとは?

肥料と農薬を使用せずに栽培を行う 「ありがとう農法」 の確立と普及を目指している佐々木ファームとは?
佐々木ファーム 村上貴仁さんの農業にかける想いです。

「 私たちの目指すありがとう農法とは、地球に寄り添う 永続可能な農法で、肥料農薬を使用せず、生命力のあふれる野菜を栽培し、喜びの循環を起こすことを目的としています。

ありがとう農法の確立と普及に向けて、研修のための
プロジェクトをつくります。安心で安全な野菜を一人でも多くの
人に届ける活動をしています。

私たちがこのプロジェクトを始めたきっかけは、8年前に
長男の大地(当時4歳)を突然亡くしたことで、命や喜びの
大切さを息子に教えてもらったことです。

そのとき私たちは、大量生産・大量消費・大量廃棄のシステム真っ只中で農業をしていました。なんとかこのシステムから抜け出し、農業本来の命を育むシステムに戻れないかと模索していました。
人間関係に苦しみ、台風や取引先の倒産など借金だけだ増えていく日々を経験しました。まるで全ての運から見放された感じで、どん底の状態でした。とうとう家族で佐々木ファームをやめて引っ越す決意を固め、いよいよ後1週間。このごぼうの収穫が終わったら引っ越そう・・・と話し合うある夜いつも通り本を読んで寝かせた、ほんの2時間くらいの間に息子の心臓がとまっていました。

私は、息子が亡くなりずっと考えていました。まずここから引っ越してはいけない。大地を信じなくてはいけない。大地は私たちに 何をして欲しかったんだろう。それを実行するのにはどうしたらいいんだろう。この先どうやって生きていたらいいんだろう。考え続けました。

ありがとう。その一言が、私たちを大きく変えました。

そんな中、友人から一冊の本が届き、ありがとうを言えば奇跡が起きると書いてあるのを見た主人が 毎日ありがとうをひたすら言い続けました。ただただすがる思いで言い続けました。
そうしているうちに、春の仕事が始まりました。

すると、飲食関係の方々から、「ごぼうや野菜の味が変わった・・・。何をしたんですか?」と聞かれるようになり、「ありがとうと言っています。」と答えていました。息子の話や私たちの気づきをお話しているうちに、作り手の思いが、完全に作物に影響を及ぼすことを知りました。

(日々「ありがとう」という感謝の言葉を忘れずに、栽培収穫をしています。)

その時これだ!と思いました。農業が自然の循環から外れてしまったのは、自然とともに生かされている循環を忘れてしまったからだと気がつきました。
そして息子の大地、両親・家族・地球全ての命への感謝が沸き起こってくるうちに、農薬や肥料をだんだん使うことができなくなっていきました。そして、畑中命であふれていることに気がつき、この命をみんなに届けたいと思うようになりました。
※佐々木ファームHP(www.sasakifarm.net/)より、映像でご覧になることも可能です。

地球の循環の中にいるはずの人間が、そのサイクルから
どんどん離れていっていることを強く感じるようになりました。

本来命を繋ぐはずの農業が、農薬や肥料により地球を汚したり病気を引き起こしたりしている現実にも気がつかされました。そしてこれからTPPによって海外から野菜の輸入が増えると、安全な野菜がなかなか届かなくなる現状がますます起こることが予想されます。
もしほとんど輸入で賄われている科学肥料に 輸入規制がかかり 農業者が使うことができなくなったら・・・・。そもそも 食べ物そのものを輸入に頼らなくては、生命を維持することができなくなる可能性もあります。

今私たちがどんな農業を世界を目指していくかで、行うことが変わります。今の大人たちが、自分たちの子供の未来に、何を残してきたいか?私は安心な社会、緑の地球の中に 愛のあるコミュニティーを、子供たちに残したいと強く願っています。私たちがこの農法を 行う仲間を増やすことで、まず日本人の心も体も元気になります。そして地球に寄り添う永続可能な農業を行う人が増えることで、未来の子供たちの健康と、命をつなぎ、みんなが住む地球を守ることができます。みなさんにご支援頂けましたら、命溢れる大地を増やすことができます。

今の農地は、農薬と肥料で薬漬けになっています。これを2年から3年かけこれらの成分を抜き、命溢れる大地に戻すことにより安全な作物を育てることができます。農薬肥料を必要としない、大地の生命力をいただく農業を増やすことで、水も地球も綺麗になります。そして食べることを国民全体で根本的に見直し、消費のみの食ではなく感謝の食へシフトするきっかけにもなります。

安心な未来を託すために、若者たちにありがとう農法を普及させたい。

やる気のある若者を発掘し日本の食料を育む人を育てることにより、農業界を元気にします。また既存の農業システムに疑問を持っている農業者と手と取り合い、新しい農業をやり方を作り上げていきます。

具体的には、大地の学校という研修コースを開きます。実際に佐々木ファームでありがとう農法を研修してもらい、1年コースは実習や農業技術・知識の習得、2年間の独立型実践コースでは、うちの畑を使い独立経営を行います。その間に農地の取得、補助金の申請までお手伝いし、畑も人も独立していける状態になってから、独立してもらいます。

その独立した若者がまたありがとう農法を目指す若者を受け入れます。技術的・金銭的・経営的バックアップを行い、日本に安全な食べ物を増やす若者の育成に貢献することで、日本人の食の安全、地球環境への配慮を見据えた、永続可能型農業の普及をスタートさせます。
人間の体は意識と食べ物からできています。私たちの食べ物を地球と共存しながら大地の生命を頂く事で、地球と人類の未来が育まれます」
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