北海道3大食文化 スープカレー編

北海道3大食文化 スープカレー編
スープカレーは、日本のカレー料理のひとつ。2002年ごろから北海道札幌市で大ブームとなり、その後全国に普及した。「ご当地カレー」の代表例のひとつである。

現在北海道には、札幌市を中心に200店以上のスープカレー店が存在すると言われている。ブームの始まりは、若年層の口コミによるところが大きい。基本的にご飯とカレーは別の器で供される。

スープカレーがブームとなって以降、欧風カレーを薄めてスープ状にしたものや、従来からある東南アジアのカレーを「スープカレー」と称する例もあらわれ、ブームを促進した。

札幌のスープカレーの起源は、多くのスープカレー店の店主が「大きな影響を受けた店」として挙げるのが、「薬膳カリィ本舗アジャンタ」である。1971年に開店し、漢方の薬膳スープとインドのスパイス料理を融合した「薬膳カリィ」を開発し、一日20食限定で出したところ口コミで評判となった。

はじめは具無しだったが、1975年に「もったいないから出汁に使った鶏肉も出して」という客のリクエストにより具入りになったという。

1984年には「スリランカ狂我国」が開店。スリランカ料理をベースにした「スリランカカレー」を出して人気となった。1985年には初めて素揚げ野菜を使った店として、またトマト系スープカレーの先駆として知られる「木多郎」が開店。

1993年には初めて「スープカレー」という名前を考案した「マジックスパイス」が開店。インドネシアの「ソトアヤム」をヒントに開発した独特のカレーが評判となり、その後のスープカレーブームを牽引する役割を果たした。

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